こんにちは。株式会社クレバーです。
企業のマーケティング担当者や、店舗を経営している方とお話ししていると、よく次のような相談をいただきます。
「他社が使っているような、かっこいいプロモーション動画を作りたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」
「採用活動のために動画を導入したいが、予算や手間の面で二の足を踏んでいる」
「動画を作ったものの、再生回数が伸びず、効果を実感できていない」
スマートフォンが普及し、高速インターネットが当たり前になった現代、動画はビジネスの強力な味方になります。テキストや画像に比べて、動画は圧倒的に多くの情報を短時間で伝える力を持っているからです。
しかし、目的が曖昧なまま、あるいは十分な準備がないまま動画制作を進めてしまうと、視聴者の心に響かない、ただ綺麗なだけの映像になってしまいます。動画をビジネスの強力なツールにするためには、明確な戦略と、制作から公開・運用までのプロセスをしっかりと理解しておく必要があります。
この記事では、プロモーション動画や求人動画の制作を検討している店舗・企業の皆様に向けて、失敗しないための企画の立て方、制作会社へのスムーズな依頼の流れ、そして成果を最大化するための運用方法までを細かく解説します。実務にすぐ役立つ情報を集めましたので、ぜひ最後まで目を通して、自社の動画プロジェクトに役立ててみてください。
プロモーション動画制作を成功に導く事前準備と企画のポイント
動画制作を始めるにあたって、いきなり撮影の段取りを決めたり、カメラを回し始めたりするのはおすすめしません。どのような動画を作るにしても、最も時間がかかり、かつ最も成果を左右するのは、撮影前の「準備」と「企画」の段階です。この土台がぐらついていると、どんなに高価なカメラで撮影しても、誰の心にも刺さらない動画になってしまいます。
ここでは、企画の段階で詰めておくべきポイントを詳しく見ていきましょう。
1. 動画を制作する目的とターゲットを明確にする
まずは「なぜこの動画を作るのか」という目的を一つに絞り込みます。
よくありがちな失敗が、「自社の認知度も上げたいし、新商品の購入にも繋げたいし、ついでに採用活動にも使える動画にしたい」と、多くの要素を欲張って詰め込んでしまうケースです。このように目的が散らばってしまうと、メッセージがぼやけてしまい、結果的に誰にも届かない動画になってしまいます。
動画の目的には、大きく分けて以下のようなものがあります。
- ブランドや店舗の認知拡大:まだ自社を知らない層に向けて、名前やコンセプトを知ってもらう
- 商品・サービスの紹介(購入・申し込みの促進):商品の特徴や具体的な使い方、導入メリットを理解してもらい、アクションを促す
- 採用・求人活動の強化:求職者に対して、職場の雰囲気や働くスタッフの生の声、業務内容を伝えて安心感を与える
- 社内教育・研修:マニュアル動画など、業務手順を視覚的に伝えて理解度を高める
目的が決まったら、次は「誰に見てほしいのか」というターゲットを設定します。
例えば、求人動画を作る場合でも、「業界未経験の第二新卒」に向けて作るのか、「即戦力となる30代の実務経験者」に向けて作るのかによって、見せるべき社内の様子や伝えるべきメッセージ、動画のトーンは全く異なってきます。
ターゲット設定の例:
- 対象:20代半ばの転職活動中の女性
- 悩み:これまでの事務職から、クリエイティブな仕事に挑戦したいけれど未経験で不安
- 見せるべき内容:未経験からスタートした先輩のインタビュー、充実した研修制度、明るく風通しの良いオフィスの風景
ターゲットの悩みや興味、普段どんなメディアを見ているかを細かく分析し、その人物に直接語りかけるようなイメージで企画を練り上げていきます。
2. 伝えるメッセージはシンプルに「ワンメッセージ」を意識する
動画は視覚と聴覚で瞬時に多くの情報を伝えられますが、同時に、視聴者の記憶に残せる情報量には限りがあります。そのため、1本の動画で伝えるメッセージは「1つだけ」に絞るのが基本です。
プロモーション動画を企画していると、「当店のこの技術は画期的で、こんなこだわりがあって、スタッフも全員資格を持っていて、今ならキャンペーンもやっていて……」と、すべての強みをアピールしたくなります。しかし、これを数分間の動画で一気に説明されても、視聴者は消化不良を起こしてしまいます。
動画のなかで最も伝えたいメッセージ(コアメッセージ)を1つに定め、その他の情報は、そのコアメッセージを補強するための裏付けとして配置する構成を意識してみてください。
良い構成の例:
- コアメッセージ:「忙しい朝でも、たった3分でサロン帰りの髪型が再現できるヘアアイロン」
- 補強情報:独自の温度コントロール技術、実際に3分でスタイリングしている実演、愛用者の声
視聴者が動画を見終わった後に、「要するに、〇〇な商品なんだな」「〇〇な会社なんだな」と一言で振り返ることができる状態を目指しましょう。
3. プラットフォームに合わせた構成と動画サイズを選ぶ
動画をどこで公開するのかによって、適した動画の長さ(尺)や縦横の比率(アスペクト比)は変わります。企画段階から、配信先を考慮した画面構成を考えておく必要があります。
以下に、主要なプラットフォームごとの特徴と、適した動画の形式を整理しました。
| プラットフォーム | 主な視聴者層 | 推奨される動画の長さ | 推奨アスペクト比 | 特徴と効果的な見せ方 |
|---|---|---|---|---|
| 自社WEBサイト | すでに自社に興味を持っているユーザー | 1分〜3分 | 横型(16:9) | 会社の信頼性や、商品・サービスの詳しい仕組みを丁寧に伝える。動画がサイトのデザインと馴染むように配置する。 |
| YouTube(通常動画) | 目的を持って情報を探しているユーザー | 3分〜10分 | 横型(16:9) | ハウツー動画やインタビュー、体験動画など、情報量の多い丁寧な構成が好まれる。サムネイルの工夫も不可欠。 |
| YouTube(ショート) | 隙間時間に受動的に視聴しているユーザー | 15秒〜60秒 | 縦型(9:16) | 開始1〜2秒で視聴者の手を止めさせるインパクトが命。テンポの良い編集と字幕の活用が必須。 |
| Instagram(リール) | トレンドや視覚的な魅力を求めているユーザー | 15秒〜30秒 | 縦型(9:16) | おしゃれな世界観や、店舗の雰囲気を直感的に伝える動画が好まれる。音楽選びや色彩表現が重要。 |
| TikTok | 10代〜30代の若年層、面白さや親近感を求める層 | 15秒〜60秒 | 縦型(9:16) | 親しみやすさやユーモア、リアルな日常がウケやすい。過度に作り込まれた広告よりも、ユーザー目線の動画が効果的。 |
自社のターゲット層が日常的に使っているプラットフォームはどれかを分析し、それに合わせた画角やテンポをあらかじめ決めておきます。例えば、スマートフォンの普及に伴い、求人動画や若年層向けのプロモーション動画では、スマートフォンで画面いっぱいに表示される「縦型動画(9:16)」の需要が非常に高まっています。
4. ジャンル別・成功するプロモーション動画の構成案
プロモーション動画と一口に言っても、ジャンルによって展開のセオリーは異なります。ここでは、代表的な4つのジャンルについて、視聴者を惹きつける構成パターンを紹介します。
① 会社紹介動画
歴史や事業規模を淡々と並べるのではなく、どのような社会的課題を解決しているのかというストーリーに焦点を当てる構成が効果的です。信頼感と将来性をアピールしましょう。
- 導入(0〜15秒):現代社会の課題や、多くの人が共感する悩みの提示
- 展開(15〜45秒):その課題を解決する自社の事業内容と独自の技術・こだわり
- 深掘り(45〜90秒):実際のプロジェクト現場の様子、働くスタッフの真剣な表情、技術へのこだわり
- 結び(90〜120秒):今後の展望(未来へのビジョン)と、視聴者へのメッセージ
② 製品・サービス紹介動画
製品の「スペック(機能)」を説明するだけでなく、それを使うことでユーザーの生活がどう変わるか(ベネフィット)を視覚的に伝える構成にします。
- 導入(0〜10秒):ターゲットが日常で感じている不満やストレスの共感
- 提示(10〜30秒):解決策としての製品・サービスの登場。実際の使用シーンを見せる
- 実証(30〜60秒):ビフォーアフターの比較、簡単な操作手順の実演、利用者の喜びの声
- 行動喚起(60〜75秒):購入方法や問い合わせ先、特典情報の提示
③ ブランディング動画
機能説明や直接的なセールスは行わず、企業やブランドの世界観、価値観を美しく情緒的な映像と音楽で表現します。視聴者の「共感」や「憧れ」を醸成することが目的です。
- 導入(0〜15秒):印象的な美しい映像と、考えさせられる静かな問いかけやナレーション
- 展開(15〜60秒):登場人物の日常や挑戦のストーリー。ブランドが大切にしている「姿勢」を間接的に表現
- 結び(60〜90秒):ブランドロゴと、心に残る短いキャッチコピー。あえて余韻を残す編集
④ 採用・求人動画
求職者の最大の不安である「自分に合う職場だろうか」「人間関係は良好か」を解消するため、職場のリアルな温度感をそのまま届ける構成にします。
- 導入(0〜15秒):明るい挨拶と、オフィスや店舗の生き生きとした全体の雰囲気を映し出す
- 密着(15〜45秒):ある先輩社員の一日のタイムスケジュール。出社から退社までの流れをテンポよく追う
- 本音(45〜90秒):先輩社員のインタビュー。入社のきっかけ、仕事のやりがい、あえて「大変な部分」も語ってもらい、信頼性を高める
- 結び(90〜120秒):代表メッセージ、求める人物像、応募を検討している人への歓迎の言葉
こうしたセオリーをベースにしながら、自社の持ち味をどうエッセンスとして加えていくかを練り上げていきます。
5. 社内の体制構築と準備
動画制作を社内で内製するにしても、プロの制作会社に外注するにしても、社内での協力体制は欠かせません。企画が決まったら、次の準備を早めに進めておきましょう。
- プロジェクト責任者の決定:動画の企画から最終決定までを行う人を1人決めておきます。承認プロセスが複雑すぎたり、担当者が複数いて意見が割れたりすると、スケジュールが大幅に遅れる原因になります。
- 撮影場所の確保:社内や店舗で撮影を行う場合、映り込んで困るものがないか(機密情報や、他社の製品など)を確認し、整理整頓をしておきます。また、業務に支障が出ないよう、撮影場所の使用許可や時間調整を事前に行います。
- 出演者の選定と協力依頼:自社のスタッフや、既存のお客様にインタビュー出演をお願いする場合、事前に意図を説明し、合意を得ておきます。撮影当日に緊張して言葉に詰まってしまわないよう、質問内容を事前に渡しておくなどの配慮をしてみてください。
こうした事前準備をしっかりと行っておくことで、撮影当日のトラブルを防ぎ、スムーズな進行が可能になります。
動画制作を外注する際の流れと依頼時の注意点
自社で動画を撮影したり、編集したりするノウハウがない場合や、高品質なプロモーション動画で競合と差別化したい場合は、プロの動画制作会社への外注がスムーズです。
しかし、外注するにしても、任せきりにしてしまうと思ったような仕上がりにならないことがあります。ここでは、外注した際の一般的な動画制作の流れと、それぞれのプロセスで意識すべき点、そして信頼できる制作会社を見極める基準について解説します。
一般的な動画制作フロー
動画制作は、大きく分けると「プリプロダクション(準備・企画)」「プロダクション(撮影)」「ポストプロダクション(編集・仕上げ)」の3つのフェーズに分かれます。
ステップ1:問い合わせ・ヒアリング
まずは制作会社に問い合わせ、事前の打ち合わせを行います。ここで、先ほど準備した「動画の目的」「ターゲット」「予算」「納期」「見せたいイメージ」などを伝えます。要望を具体的に伝えれば伝えるほど、ズレのない提案を受けられます。
ステップ2:企画・構成・絵コンテ作成
ヒアリングをもとに、制作会社が企画書やシナリオ、絵コンテ(ビジュアルとセリフの流れをコマ割りした設計図)を作成します。
絵コンテの確認は、動画制作において極めて重要なチェックポイントです。
「実際に動画になったときにどんな映像が映るのか」「どのようなナレーションが流れるのか」をしっかりとイメージしながら確認します。この段階で修正点があれば、遠慮なく制作会社に伝えるようにしてください。撮影に入ってからの大幅な構成変更は、追加の作業負担やスケジュールの遅延を引き起こすため、この段階ですべての疑問を解消しておくのがポイントです。
ステップ3:撮影準備と撮影本番
構成が決まったら、撮影に向けた具体的な準備が進みます。機材の手配、キャスティング(出演者の決定)、ロケーションの選定や使用許可の申請などが行われます。
撮影当日は、事前に決めたスケジュール(香盤表)に沿って進行します。クライアント側も立ち会い、撮影された映像が絵コンテのイメージと合っているか、画面のなかに不適切なもの(映り込んではいけない看板や書類、スタッフの乱れた服装など)が入っていないかを、カメラのモニター越しに確認します。
ステップ4:編集(仮編集・本編集)
撮影した映像を繋ぎ合わせ、不要な部分をカットして1本の流れにします。この段階を「仮編集」と呼びます。
仮編集が終わると、まずは一度クライアントが確認します。全体のテンポや、使われているカットの選定、大まかなストーリーの流れが希望通りになっているかをチェックします。
仮編集にOKが出たら、さらにテロップ(字幕)の挿入、効果音やBGMの追加、色調補正(カラーグレーディング)、必要であればナレーターによる音声収録(MA作業)を行い、最終的な動画を完成させる「本編集」へ進みます。
ステップ5:納品
最終確認を終え、指定されたデータフォーマット(MP4など)で動画が納品されます。WEBサイトやSNSへのアップロード、広告の配信など、次のアクションへ移りましょう。
制作コストを抑えつつクオリティを担保するコツ
プロの映像制作を依頼するとなると、相応のコストがかかります。予算を最適に配分しつつ、最大限の仕上がりを手に入れるために、依頼側でできる工夫をいくつか紹介します。
- 撮影場所(ロケ地)を自社で提供する:スタジオや外部のスペースをレンタルすると、その分の費用が発生します。自社のオフィス、店舗、あるいは許可の取りやすい提携先を撮影場所として提供できれば、コストを大幅に抑えることができます。
- 自社スタッフが出演する:プロの役者やモデル、ナレーターをキャスティングすると出演料が発生します。社内のスタッフが顔を出して出演したり、社内報などで喋るのが得意なメンバーにナレーションを担当してもらったりすることで、親しみやすさが増すだけでなく、費用も節約できます。
- 既存の画像やロゴデータを高解像度で用意する:ロゴマークのトレース作業や、素材画像を制作会社側にゼロから探してもらうと、その分の作業費が上乗せされることがあります。パンフレット用に作った高画質な写真データや、ロゴのIllustratorデータなどをあらかじめ整理して一括で渡せるように準備しておきましょう。
撮影当日をスムーズに乗り切るための準備
動画撮影は時間との勝負です。当日のドタバタを防ぐために、以下のチェックリストを事前に確認しておいてください。
- 時間配分を記した「香盤表(こうばんひょう)」の共有:何時に誰がどこにいて、何のカットを撮るのか、タイムラインをスタッフ全員が把握できている状態にします。
- 撮影スペースの清掃・片付け:カメラの画角は意外と広いため、隅のほうに置いてあった荷物や、デスクの上の書類が映り込んでしまうことがあります。撮影前日までに、映る可能性のあるエリアは徹底的に整理整頓を済ませておきましょう。
- 出演者の衣装と予備の準備:服のロゴ(商標登録されているもの)や、細いストライプ柄(カメラの画面上でモアレというギラつきが発生しやすい模様)は避けるよう、出演スタッフに伝えておきます。万が一汚れたときのために、予備の服を用意しておくのも賢い対策です。
- アテンド役の配置:撮影クルーは現場の地理や自社のルールを熟知しているわけではありません。スムーズに機材を搬入できるよう、社内を案内する専任のアテンド担当者を1人つけておくことで、無駄な待ち時間をゼロにできます。
編集時のリテイクを激減させる「上手な修正指示」の出し方
映像制作で最も時間がかかってしまう原因の一つが、編集段階での「修正指示の往復(リテイクの泥沼化)」です。これを防ぐために、以下のように具体的かつ効率的なフィードバックを心がけてみてください。
- 「タイムコード」を指定して指示を出す:「動画の真ん中あたりに出てくるテロップの文字を変えてほしい」というような曖昧な指示では、編集者がどの部分を指しているのか迷ってしまいます。「0分45秒〜0分48秒の画面下部にあるテロップを、〇〇に変更してください」と、秒単位で指定を出すようにしましょう。
- 抽象的な表現を具体的な言葉に変える:「もっと明るく元気な雰囲気に」「なんとなく今風にしてほしい」といった感覚的な言葉は、人によって受け取り方が異なります。「BGMのテンポをもう少し速い洋楽風のものにしてほしい」「カットの切り替えスピードを2倍にして、疾走感を出してほしい」というように、具体的にどの要素(音、色、テンポ)を変えたいのかを分解して伝えてみてください。
- 社内の意見を取りまとめてから伝える:担当者が修正指示を出した後に、上司から「やっぱりここを変えてくれ」と後出しで別の指示が出ると、手戻りが発生し、余計な工数がかかってしまいます。必ず、社内での最終決定権者の確認を取り、すべての意見を一冊のフィードバックシートにまとめてから、一括で制作会社に送るようにしましょう。
外注先を選ぶ際の重要な基準
動画制作を依頼できる会社は数多く存在します。そのなかから、自社に最適なパートナーを選ぶための基準を3つ紹介します。
① ディレクションから納品までを「ワンストップ」で対応できるか
動画制作には、企画、シナリオ作成、撮影、編集、音声加工など、多くの工程が関わっています。これらをすべて一つの会社が窓口となり、一貫して行ってくれる体制(ワンストップ対応)の会社を選ぶことをおすすめします。
ワンストップ体制の会社に依頼する利点は、企画段階で共有した「こうしたい」という細かな意図が、撮影クルーや編集チームに直接伝わるため、イメージ通りの仕上がりになりやすい点です。また、窓口が一本化されることで連絡のやり取りがスムーズになり、工程ごとの引き継ぎロスが発生しないため、進行管理も安心です。
② 制作実績に自社と同じ業界や希望するジャンルがあるか
制作会社によって、得意とする動画ジャンルは異なります。「映画のようなシネマティックな企業PV」が得意な会社もあれば、「店舗の魅力を短時間で伝えるポップなSNS動画」が得意な会社もあります。また、採用動画であれば、求職者の心理を熟知した構成力が必要です。
候補となる制作会社のWEBサイトに掲載されている制作実績を確認し、自社が目指すイメージに近い動画を作っているかどうかをチェックしましょう。同じ業界の制作実績がある会社を選ぶと、業界ならではの専門用語やターゲットの特性をよく知っているため、話がスムーズに進みやすくなります。
③ 動画を納品した後の「運用」や「広告運用」までサポートできるか
どんなに素晴らしい動画を制作しても、それを適切な人に届けることができなければ、投資した効果は得られません。「動画を作ったけれど、ホームページに貼ったまま誰にも見られていない」というのは、非常によくある失敗パターンです。
動画制作の段階から、「どのようにこの動画をターゲットに届けるか」「どの媒体で、どんな設定で広告を配信すれば、一番成果に繋がりやすいか」というプロモーションの視点を持って提案してくれる制作会社を選ぶことが極めて重要です。
例えば、株式会社ランバードは、WEBサイト制作や動画制作だけでなく、その後の「広告運用」までトータルでサポートできるのが特徴です。
動画のディレクション、構成、撮影、編集、納品までをワンストップで行うだけでなく、完成した動画を使ってどのように集客や求人につなげていくか、デジタルマーケティングの知見から総合的なアプローチが可能です。
プロモーション動画・求人動画を効果的に届けるための運用方法
素晴らしい動画が完成したら、次はその動画を一人でも多くのターゲットに届ける「運用フェーズ」に入ります。動画は公開した瞬間からがスタートです。ここでは、制作した動画の効果を最大化し、ビジネスの成果(問い合わせ、来店、求人の応募など)へ繋げるための具体的な運用方法について詳しく解説します。
1. Web広告やSNS広告との連携による集客・求人の加速
動画の露出を最も早く、確実に増やす方法が、各種プラットフォームでの「動画広告」の配信です。ターゲット層を細かく絞り込んで配信できるため、費用対効果を高めやすいのが魅力です。
YouTube広告
世界最大の動画プラットフォームであるYouTubeでの広告配信は、幅広い層にリーチするのに適しています。
- インストリーム広告:動画の前後や途中で流れる広告。5秒経過するとスキップできるものが一般的です。最初の5秒で視聴者の関心を引き、自社の強みをシンプルに伝える構成が適しています。
- インフィード動画広告:YouTubeの検索結果や関連動画の横に表示される広告。ユーザーが興味を持ってクリックすることで再生されるため、比較的関心の高いユーザーに絞ってアプローチできます。
SNS広告(Meta広告・TikTok広告)
- Meta広告(Instagram・Facebook):ユーザー登録情報が豊富なため、年齢、性別、住んでいる地域、興味関心(趣味や購買傾向など)から、精度の高いターゲティングが可能です。おしゃれな店舗プロモーションや、こだわり商品を訴求する動画、特定の職種を狙った求人動画に適しています。
- TikTok広告:特に若年層へのリーチに圧倒的な強みを持っています。広告感の薄い、日常に溶け込むような縦型動画を使うことで、高いエンゲージメント(いいねやコメント、フォローなど)を期待できます。
広告運用を行う際は、ただ広告を流し続けるのではなく、以下のような指標を定期的にチェックし、動画の構成や配信ターゲットの設定を改善していく必要があります。
- 視聴完了率(視聴維持率):動画が最後まで見られているかどうか。途中で離脱されている場合は、その離脱ポイントに原因がないか(退屈なシーン、不要な説明など)を分析します。
- クリック率(CTR):動画を見た人が、自社のホームページや求人応募ページへのリンクをどのくらいの割合でクリックしたか。動画の最後のアクション誘導が分かりやすいかを確認します。
- コンバージョン率(CVR):リンク先を訪れたユーザーが、実際に問い合わせや応募などの成果に至った割合。
このように、動画の配信とデータ分析を繰り返すことで、効果的な勝ちパターンを見つけていくことができます。動画制作から広告運用までを一貫して相談できるパートナーがいると、この分析と改善のサイクルを非常にスピーディーに回すことができるようになります。
2. 縦型動画時代のSNSトレンドとアルゴリズム対策
現在、InstagramのリールやYouTubeショート、TikTokといったショート動画(縦型動画)の人気はとどまるところを知りません。スマートフォンの画面全体を使って情報を届ける縦型動画には、従来の横型動画とは異なる攻略ルールが存在します。
- 最初の「3秒」がすべての勝負を分ける:ユーザーは指先一つで次々と動画をスキップしていきます。動画が始まった最初の3秒間で、「これは自分に関係がある内容だ」「なんだか面白そうだ」と思わせるフックを用意しましょう。最初のカットに大きなインパクトのある映像を持ってきたり、画面中央に目立つ文字テロップで強い問いかけを配置したりする工夫が効果的です。
- 字幕(テロップ)の常時表示を徹底する:SNSでショート動画を視聴する人の多くは、電車の中や外出先など、音を出せない「ミュート(消音)」の状態で視聴しています。そのため、音声をオンにしなくても動画の内容が100%理解できるよう、すべてのセリフやナレーションに大きめのテロップを入れるようにしてみてください。
- テンポ感を重視したスピード感のある編集:映像の無音部分や、カットの変わり目の「間」は、視聴者が離脱するきっかけになります。1〜2秒ごとに画面に変化(カットの切り替え、カメラのズーム、アイコンの挿入など)を加え、見ていて飽きないテンポ感を持たせることが大切です。
3. 自社メディア(オウンドメディア)での効果的な配置
制作した動画は、自社のWEBサイトやSNSアカウントにも効果的に配置しましょう。
自社ホームページ・採用特設サイト
訪問したユーザーが最初に目にするトップページの目立つ位置や、「会社概要ページ」にプロモーション動画を埋め込みます。テキストだけでは伝わりにくい「オフィスの空気感」や「スタッフの親しみやすさ」「サービスの具体的な使用イメージ」が動画を通じて直感的に伝わります。また、動画を設置することで、WEBサイトでのユーザーの滞在時間が長くなり、検索エンジンからの評価が高まる(SEO効果)という相乗効果も期待できます。
公式SNSでの継続的な投稿
SNSの強みは、ユーザーと直接コミュニケーションが取れる点にあります。完成した高クオリティな動画をいくつかのパーツに分割して、短いSNS用の動画として定期的に投稿するのも効果的です。
例えば、3分間の採用紹介動画から「スタッフの一日を切り取った30秒の動画」「職場のQ&Aに答える15秒の動画」などを複数作成し、リールやショート動画として繰り返し投稿していきます。これにより、少ない制作コストで多くのアプローチ機会を作ることができます。
4. 日々の運用を楽にする!自動投稿システムの活用
SNSやWebサイトでの発信を継続していくにあたって、多くの担当者を悩ませるのが「投稿作業の手間」と「継続するためのスケジュール管理」です。
特に複数のSNSプラットフォーム(YouTube、Instagram、TikTok、Xなど)を並行して運用する場合、それぞれのアプリを立ち上げて、動画をアップロードし、テキストを入力してハッシュタグを選び、決まった時間に投稿する……という作業を毎日繰り返すのは、通常業務を抱えるスタッフにとって非常に大きな負担となります。
そこで、SNS運用を無理なく継続し、成果を出し続けるために導入を検討したいのが自動投稿システムです。
自動投稿システムを導入することで、以下のようなメリットが得られます。
- 予約投稿による業務の効率化:週末や夜間など、ターゲットが最もスマートフォンを見ている時間帯を狙って、事前にコンテンツをセットしておくことができます。就業時間内に作業をすべて終わらせることができるため、担当者の精神的・体力的な負担を大幅に削減できます。
- 一元管理による投稿ミスの防止:複数のアカウントを1つの管理画面でチェックできるため、「投稿し忘れた」「別のアカウントに誤って投稿してしまった」といったミスを防ぐことができます。
- データの自動集計・分析:どの投稿が多くの人に見られたか、リアクションが多かったかを一覧で確認できるため、次回の動画制作や投稿内容の改善に素早く活かせます。
動画という強力な武器を作った後は、それをどのように発信し、届けていくかという「仕組み化」が重要です。手作業による運用の限界を感じている場合は、こうした自動投稿システムの導入をぜひ検討してみてください。
成果を出すためのプロモーション動画・求人動画制作のポイント(まとめに代えて)
動画制作は、自社の魅力をビジュアルと音声で最大限に伝えることができる素晴らしい取り組みです。成功の秘訣は、かっこいい映像を作ること自体をゴールにするのではなく、「誰に届け、どんな行動を促したいのか」を徹底的に突き詰め、完成した動画を広告やツールを使って正しく届けていくことにあります。
まずは自社の中で、
- 今回の動画で最も伝えたいメッセージは何か
- ターゲットはどんな悩みを抱えているか
について、社内のスタッフで話し合ってみてください。
その上で、信頼できる制作会社と協力しながら、ワンストップでのスムーズな制作体制を整え、公開後の運用までを見据えた計画を立てていきましょう。
株式会社ランバードでは、プロモーション動画や求人動画のディレクション、構成、撮影、編集、納品までを一貫してサポートしています。さらに、制作した動画をターゲットに届けるための広告運用まで総合的にサポートが可能です。
また、作成した動画を効率的にSNSで発信し、継続的なファン獲得や集客に繋げるためのデジタルマーケティングのご相談も承っております。
「自社に最適な動画の形を知りたい」「制作した動画を効果的に発信し、SNSの運用をもっと効率化したい」とお悩みの方は、運用体制をサポートする自動投稿システムの活用なども含め、ぜひお気軽にご相談ください。
自動投稿システムに関するお問い合わせは、まずはWEBサイト問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。あなたのビジネスの魅力を伝える最高の動画づくりを、心を込めてサポートさせていただきます。
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